トレーニングの原則
トレーニングプログラムの基盤
トレーニングしてみたいイベントを考えてみてください。たとえばハーフマラソンだとしましょう。まず、軽やかに、効率よく走れないといけません。
それがテクニックです。
次に21.1キロの距離を走れないといけません。
それが持久力。
気持ちよく走れるようになったら、少し速く走りたいですね。大股で(それが強度)、高いステップレートで走れるように…それがスピードとなります。
最後に、レース当日の地形や環境で順応して走れるようになりたいですね。
それが実行となります。
つまりトレーニングとは、レース日のパフォーマンスが最適になるように、個々の要素(テクニック、持久力、強度、スピード、状況)をトレーニングし、新しいレベルのランニング能力を生み出すのです。
理論的にはすばらしいですが、実際にはどのように実行するのでしょうか?
パフォーマンスピラミッドがPODIUMのトレーニングプログラムの基礎になります。これから進んでいく5つの段階が見えますね。あまり速く積み上げすぎるとその段階でストップし、その後あまり進歩が見られません。そうなると、トレーニングではなくメンテナンスが必要となります。PODIUMのプログラムでは、低迷していたり過度のトレーニングをするのではなく、あなたが望むタイミングでピークに達するようにします。
でもまだ重要な要素が抜けていますね・・・
トレーニングすると、体は疲れて、実はパフォーマンス力は始めた時と比較して低下します。
しかし、適切にトレーニングして回復すると、体力が向上します。
つまり、トレーニング+回復=パフォーマンス。
そこにピリオダイゼーションが関係してきます。PODIUMでは回復を非常に重視します!PODIUMのプログラムには積み上げと回復の週があり、からだがトレーニングの結果を吸収するチャンスを与えます。どのプログラムも14週間以下で考案されています。各トレーニングプランの後には2-4週間のオフシーズンがあり、過度のトレーニングと疲労の蓄積を防ぎます。
これをスマート トレーニングといいます。PODIUM を使用して、時間とエネルギーを最大限に有効活用しながらトレーニングをしましょう。トレーニングプログラムに基づいている哲学を理解し、なぜそのように構成されているかを理解するとあなたの成功に導きます。